トロイカ
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雪の白樺並木 ♪♪♪
夕日が映える ♪♪♪
走れトロイカ朗らかに ♪♪♪
鈴の音高く ♪♪♪
このトロイカの歌は
有名なロシア民謡として
多くの日本人にも歌われてきました |
2番以降の歌詞をみても 「走れトロイカ 今宵は 楽しい宴」とあるように 明るく楽し
い曲として日本では歌われてきました。
しかし、この曲の旋律はどこか哀調を帯びた、悲しい曲のようにも聞こえてきます。
実はこのトロイカは、ロシアでは悲しい失恋の歌として歌われてきました。
トロイカというのは、ロシア語では数字の3を表す言葉になります。通常ロシア語で「3」の
数字を数えるときはтри(トリー)と言いますが、3でひとそろいのものをトロイカと言い
ます。
ロシアのカジノではポーカーゲームで3カードが揃うと、スリーカードとは言わずに、トロ
イカと言います、ちなみに4カード(フォーカード)が揃うとカレーといいますが、この歌の題
名のトロイカの意味は、3頭立ての馬ソリのこといいます。
トロイカは悲しい失恋の歌と紹介しました。
この歌の主人公は馬ソリの御者の仕事をしている貧しい青年。 ある日この青年は一人の美しい女性を好きになり、二人は愛し合うようになります、ところが、金持ちの地主もこの女性を好きになってしまいます。
クリスマスの日に女性はこの地主のところに嫁いで行くことになりました。
青年は、彼女はお金に釣られて行くんだ、決して幸せになんかなれるもんかと思いながらも、何もできない自分に嘆き、雪の降りしきる冬のヴォルガに沿って、トロイカが悲しく駆けて行く情景を歌った曲です。
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